MAMMY HOUSE

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おっぱいQ&A

Q 赤ちゃんを母乳で育てたいのですが・・・

コミニュティ三好ヶ丘No.75掲載分 (2001/8/1) 

おっぱいの機能や母性を高めてくれる「スイッチ」をONにできるのは、他の誰でもありません。
誕生したばかりの「あなたの赤ちゃんです」。
出産後、できるだけ早くおっぱいを吸わせられるよう、出産する病院の先生や看護婦さんに、あなたの気持ちや考えを伝えましょう。

出産前にできること・・・

赤ちゃんが「吸い易いオッパイ」(乳房を柔らかくし、乳首をマシュマロ状にして、口に含みやすくする)にするためには、妊娠中は胸を締め付ける下着の着用は避けます。
オッパイは出産前でも初乳による分泌物で詰まってしまうので、お風呂に入った時などに、柔らかいタオルで軽くお手入れを。

出産したら・・・

最初はママも不慣れで、赤ちゃんもうまく吸い付けないかもしれませんが「それが普通」。
心配しなくても大丈夫。クチュクチュと口に含ませたりするだけでも「オッパイスイッチON」となります。
後は、赤ちゃんが泣くたびに、できるだけたくさん吸わせるよう心がけてください。

こんな心配ご無用・・・

母乳が多く出るかどうかは、赤ちゃんに吸わせる回数に比例するそうです。
『オッパイが張ってこないから出ない』 『乳房が小さいから出ないのでは』・・・
そんなことはありません。
あなたの赤ちゃんを信じご自分のオッパイに自信を持つことが大切です。
母乳は赤ちゃんが吸えば吸うほど常に新鮮でおいしい状態を保てます。
そんな赤ちゃんは健康でご機嫌。
つまり、母乳を溜めない(張らせない)習慣が、最終的にはオッパイの健康維持にプラスとなり、妊娠前の状態に近い形へと回復させるもっとも有効な近道となります。

夏場に気をつけたいこと・・・

体温調節機能が未熟な赤ちゃんにとって夏は大変な季節。
エアコンの温度は、外気温との差を5度以内に。
『ママが少し暑いかな』と感じるくらい。
扇風機やエアコンの風が直接当たらないように寝かせてあげてください。
また、沐浴は朝夕2回行い、1回は石鹸を使い、もう1回は行水程度で、あせもやもむつかぶれを予防します。

Q 赤ちゃんが泣いているときは、いつも母乳を欲しがっているのでしょうか?・・・

コミニュティ三好ヶ丘No.76掲載分 (2001/9/4)

赤ちゃんは言葉を話すことができません。
ですから、泣くことによって『自分の様々な欲求』をママや周囲の人たちに伝えようとしています。

泣き声はママへの唯一のメッセージ・・・

赤ちゃんは『お腹がすいたよ』『(お腹がいっぱいなどの理由で)苦しいよ』
『オムツが濡れているから気持ち悪いよ』『寂しいよ』『恐いよ』『痛いよ』『痒いよ』
などの意思をすべて泣くことで訴えます。
他にも夏場の暑い時期ですと『(着せすぎで)暑い』
『のどが渇いた』『(おむつかぶれで)お尻が痛い』
などが訴えの上位となっています。

『泣くイコールオッパイが欲しい、足りない』とすぐには思い込まない・・・

赤ちゃんにも私たち大人と同じように『感情』や『感性』などの『心』があります。
母乳を欲しがって泣く場合が多いのは確かですが、それ以外にも、赤ちゃんの生活リズムが崩れたり、暑い寒いなどの気候、騒音、部屋の明るい暗い、兄弟や来客、犬・ネコなどのペットの有無等が原因で泣く場合が多くあります。
生活環境全般を振り返りながら、赤ちゃんが快適に過ごせるように工夫したり原因を探ったりする努力も大切です。

『オッパイ十分』の目安はどこに・・・

オッパイには、哺乳瓶のように目盛りがありませんね。
そのことが『十分に母乳は出ているのだろうか』『赤ちゃんは満足しているだろうか』とママを不安にさせます。
そこで私たちは『1日(24時間)に、たっぷりのおしっこで濡れたオムツを6枚以上交換』できれば十分だと判断します。
布オムツだとその判断がし易く、紙おむつの場合は、ゼリー状の大きな塊の感触があれば大丈夫です。
他にも、おっしこの色(たっぷり飲んでいると、ほとんど無色か淡い黄色)も同時に観察してみてください。
次に、ミルクを足す場合は『赤ちゃんが概ね3時間おきに目を覚まし、オッパイを欲しがるように、昼も夜もミルクの量を調節する』こともポイントです。
このサイクルは、赤ちゃんが一人で歩けるようになるまで続けるのがベター。
この繰り返しによって母子(親子)の信頼関係を築くことができます。

Q 母乳においしい、まずいはあるの?ママの食事との関係

コミニュティ三好ヶ丘No.77掲載分 (2001/10/2)

赤ちゃんが毎日飲んでいる母乳の『味見』をしたことがありますか。
おいしい母乳を飲むときの赤ちゃんは、ゴクンゴクンとおいしそうな音を立て、時にはママの目を見つめたり、ニッコリと微笑みかけたりしながら飲むものです。

おいしい母乳を言葉で表現すると・・・

おいしい母乳は、色はちょうどカルピスを薄めに溶いた感じで、味はほのかに甘いものです。
ご自分の母乳の味を知ることは、赤ちゃんの様子やママ自身の体調を知るバロメータになります。

おいしくない母乳は・・・

外見や色を見るとドロッ~とした練乳状、クリーム状で、味は塩辛かったり、苦かったり、渋かったりします。
又、逆に甘すぎたり、生臭かったりする場合もあります。
そんな母乳を飲むときの赤ちゃんはどんな反応を示すでしょうか。

☆オッパイに吸い付かない。
☆ニオイをかいだだけで、プイッと横を向いてしまう。
☆乳首を引っ張ったり、噛み付いたりする。

そして、無理にオッパイを吸わせようとすると、反り返ったり、手で押しのけようとしたりします。
そんな様子がもし見受けられたら、それは赤ちゃんがママにおっぱの異変を知らせようとしているシグナルなのです。

『おいしい母乳』を作るためのは。赤ちゃんはおっぱいの『ソムリエさん』・・・

大事なポイントが二つあります。

【1】
赤ちゃんに定期的に(2時間半から3時間おき)オッパイをあたえ、乳房内に母乳を溜めないことです。
いつも『新鮮な状態(できたばかりの)』の母乳を与えれば赤ちゃんも喜ぶし、オッパイの健康、回復にもプラスとなります。

【2】
2点目は、普段の食事に少し気を配ることです。母乳は、ママの血液から作られるので、食品の影響を大きく受けます。
主食はごはん、おかずは和食系がベター。しかし和食系でも天ぷら、すき焼きなどの油っこいもの、他にも添加物の多いものや甘いものはなるべく控えめに。
そんな気配りはパパの健康にもプラス。まさに一石二鳥です。

PS・・・

果物がおいしい季節ですが食べすぎにはご注意ください(1日1個くらいが適量)。
母乳の甘味が増して、赤ちゃんが飲まなくなる場合があります。
又、柿を食べると渋くなることもあります。

Q オッパイトラブルの対処方法、予防方法は?知っていれば安心

コミニュティ三好ヶ丘No.78掲載分 (2001/11/1)

今回は、オッパイトラブルの代表例とも言える『乳腺炎』についてお話します。

乳腺炎の症状(かぜと勘違いしやすい)・・・

乳腺炎は母乳の通り道に、母乳が固まって詰まり、流れなくなることによって生ずる炎症です。
乳房が張ったり、しこりができたりして乳房が痛くなり、時には赤くなって熱を持ったりします。
ひどいときには38度以上の高熱が出たりするので、身体がだるくなり、かぜと勘違いされる方もいます。
こんなときは母乳の味も悪くなってしまうので、赤ちゃんが飲まなくなり、悪症状を助長してしまいます。

乳腺炎の原因・・・

一番の原因として、『授乳間隔の空きすぎ』が考えられます。
たとえば、混合栄養の場合、

☆ミルクを足しすぎて赤ちゃんがぐっすり眠ってしまい、起こすのがかわいそうな気がして起こさない・・・
☆離乳食を喜んで食べるので、ついつい食べさせすぎてしまい、赤ちゃんが母乳を飲まない・・・

これらの理由で授乳間隔が空いてしまうと乳腺炎のきっかけを作ってしまいます。
又、ママ側の原因として考えられるのは、カロリーの高い食事(乳製品や甘いもの、油っこいものなど)の摂り過ぎで、母乳を作りすぎてしまうことも一因となります。
特に夜間は、母乳を作る指令を出すホルモンがたくさん出ることから、ママも赤ちゃんもぐっすり寝てしまうと、朝、母乳の張りや痛みに気づいて目覚めたときには『さあ大変!!』となってしまいます。

対策と予防・・・

まずは、赤ちゃんに母乳を頻繁に飲んでもらえるよう、ミルクや離乳食を控えてみてください。
赤ちゃんがどうしても飲まない場合は、乳房を刺激しすぎないように定期的に(3時間毎)そっと搾乳し、たまっている母乳を取り除きます。
乳房が熱を持ってジンジンするような症状の時には、キャベツの葉を一枚ずつ乳房に貼ってみましょう。
不思議と症状が緩和されます。
しかしながら、大切なのは予防です。前回(コミュニティ77号)でもお話したように、『赤ちゃんに定期的に飲んでもらうこと』と『毎日の食事に気を配ること』がママのオッパイの一番の健康方法と予防ですね。

Q そろそろオッパイ卒業。どうすればスムーズにいくのかしら・・・

コミニュティ三好ヶ丘No.79掲載分 (2001/12/4)

赤ちゃんの離乳食も進み、赤ちゃんが活発に動き回るようになると、ママもオッパイ卒業を考え始めます。

オッパイ卒業の目安は・・・

赤ちゃんの個人差にもよりますが、まず『自分の足で歩けること』『離乳食が食べれるようになっていること』『赤ちゃん自身の体調が良いこと』
などがあげられます。
年齢で言うと、1歳から1歳半くらいでしょうか。
又、ママ側の条件としては『乳房にしこりなどのトラブルが無い事』『母乳をたっぷりあたえられたという満足感があること』『体調もよく、精神的に安定していること』
などが重要となってきます。

オッパイ卒業の方法は・・・

『卒乳』という、赤ちゃんが自ら飲むのをやめるまで飲ませる方法と『断乳』という、母乳ストップの日を『自分たちで決めて』その日からは一切与えない、という方法があります。
ここでは『断乳』の方法についてアドバイスします。
ポイントは4点

①前述した、赤ちゃんとママの体調などの条件が整っていること。
②断乳実行日前に、約一ヶ月間の準備期間をとること。
③準備期間中も、必ず『定期的(1日8回以上)』に授乳し、母子ともに『満足する』こと。
④パパや他のご家族の協力も得て一日に一度は『断乳』の話題に触れること。その事によって決心が徐々に高まっていきます。

赤ちゃんからいきなりオッパイを取り上げるのではなく一ヶ月という助走期間を置くことで、母子ともにスムーズに卒業できるのです。

断乳を開始したら。パパの出番です・・・

最初の数日は、赤ちゃんもたいてい泣いてしまいますし、ママも乳房の張りとの戦いが始まり、お互い『我慢比べ』となってしまいます。
ママは少しずつ母乳を搾り取りながら、乳房の回復に努め、一方、パパや他のご家族は、赤ちゃんとしっかりと遊び、食欲を高め、そして心地よい眠りにつかせてあげる事が大切です。
スキンシップは『心のオッパイ』となって赤ちゃんに安心感と満足感を与え、断乳という母子にとっての試練を家族の協力で乗り越えることによって、ますます家族の絆が強まっていきます。

Q 母乳育児が出来そうにないのですが、大丈夫でしょうか・・・

コミニュティ三好ヶ丘No.80掲載分 (2001/1/3)

今まで、5回にわたって母乳育児についてお話させていただきましたが、子育て中のママの中には、様々な理由で母乳育児が出来なくて、ミルクで育てられる方も多いと思います。
確かに母乳は、ママの体内で作られ、免疫力を備えている点で大変優れています。
しかし、ママから赤ちゃんへの『大切なプレゼント』は、母乳だけではありません。
やむを得ずミルクで育児されるママも含めて、誰もが与えることの出来る『最高のプレゼント』・・・
それが『抱っこと語りかけ』です。

人間(人格)形成の基礎づくり・・・

最近の社会情勢を見ると、幼児虐待や小中学校でのいじめなど、毎日のように繰り広げられる悲惨な出来事は目を覆うばかりですね。
大切な我が子をどのように育てたらいいのか、悩んでしまうママも多いことと思います。
子育てを、家を建築する工程に例えれば、ママと赤ちゃんの乳幼児期のふれあいは『基礎工事』。
基礎がしっかりしていれば台風や地震にも耐えられます。
ですから、この時期には『抱っこと語りかけ』が最重要。
テレビやビデオなどへのお任せ育児は禁物です。
母乳(ミルク)が、赤ちゃんの身体を成長させる最大栄養素なら、抱っこと語りかけは『心の成長の最大・最高の栄養素』となるのです。

抱っこが自然に出来る母乳育児・・・

赤ちゃんは、抱っこしてもらうことによって、自分の不安や不快を解消し、『安心』することを覚えます(基本的信頼関係)。
そして、ママを通して他の家族を信頼するようになり、信頼の輪を社会に向けてどんどん広げていくのです。
母乳育児がいいと言われるゆえんも、この抱っこが自然に(必然的に)出来る点にあるわけですね。

ミルクでも心配いりません・・・

母乳育児と同じように『3時間毎』を目安に、赤ちゃんが目を覚まし、ミルクを欲しがるように量を調整し、その都度、しっかりとママの胸に抱っこして、たくさん話しかけてください。
ミルクタイムが赤ちゃんにとって楽しい時間であればあるほど、赤ちゃんのままの目を見ながら『アーウー』と応えてくれるはず。
そんな我が子の姿を見れば、いとおしさがどんどん増すはずです。
愛情たっぷりの抱っこを経験して育った子供は、自立すべき時には、ちゃんと自立できるそうですから。